加賀と能登を合わせて名前が付けられた加能ガニ(カノウガニ)
福井の越前の名前を付けて売られている越前ガニ(エチゼンガニ)
今日の福井はといいますと、越前の海が大荒れで、大型船のみのセリでした。
(大型船については、後日お話します)
今日は今から加能ガニを求めて、高速で金沢に向かいます。
なぜなら明日、寿し吉田(寿司屋)に来て頂くお客様が、同じ型(グラム)の蟹を食べ比べてみたいと注文を受けているからです。
ですので、同じ釜で、同じ塩加減で茹でようと思っています。
(本来なら蟹を見て塩加減を変えます)
今回、お客様が注文されたのは・・・1.5Kgの越前ガニ&加能ガニ・・・。
今日の朝のセリで1.5㎏の越前ガニはゲットしたのですが、問題は今から競られる加能ガニ・・・
この悪天候がどう影響するのか!?
天候ひとつで物がなかったり、値段が急激に高くなったりするのが蟹の市場なもので、とても心配しています。
明日来て頂けるお客様は、お金の事を細かく仰られる人ではないので、多少の高値は買いにいく予定ですが、あまり高くなると、お客様に金銭面でご迷惑おかけすることにもなるし、迷っています。
ただ、良い蟹を良い状態で出すのが私の仕事ですので、その所は自信があります!
ですが、良くない蟹を良い環境で茹でても、これ美味しくないんです。
やはり、良い物を茹でないと美味くない!んです。
お客様は本物の味を求めて来て頂けます。
本物の越前ガニ・加能ガニの味を求めていらっしゃる以上、中途半端な蟹を食べて頂く訳にはいきません。
そんな蟹なら、中途半端に売る必要ありませんから。
むしろ、良い蟹が無かったと謝った方が、お客様の為にも良いと自分は思います。
今から出発しますので今日はこの辺で。