今回は美味しい、へしこ寿司の作り方を紹介いたします。
作り方は至って簡単で、酢飯と、へしこと、磯の雪(昆布)があれば出来てしまうというシンプルなものです。
私の家庭では、朝食にへしこ寿司を食べる事が多く、サンドイッチや、おにぎり感覚で食しています♪
まずは、簡単な手順から説明させて頂きます。
①材料であるヘシコを用意します。
②ヘシコを弱火で炙り、焼き上げます。
③サバの骨と皮を取り除きます
④バッテラ型(押し型)に酢飯を引いて間に③のヘシコを入れて押す。
⑤周りに磯の雪(すし巻き昆布)を巻いて出来上がり!
といったような簡単な料理となります。
それでは詳しく写真で説明していこうと思いますが、その前にヘシコとはどんなもの?と思われる方もおられると思いますので、こちらのページから見て下さい。
では、説明していきます。
まず①と②の説明です。
ヘシコの周りについている糠を取り除いて、焼き網で弱火で焼き上げます。
この時、2つポイントがあります!
◎ポイント1
まずヘシコの周りの糠ですが、捨てないで下さい!
これは後で説明します。
(この糠、樽の中で、サバの旨味と脂分を吸って熟成されています。美味しく無い訳が無いんです!)
◎ポイント2
ヘシコは必ず弱火で焼いて下さい!
強火で焼きますと、サバの脂で火柱が立ち、周りは黒こげ、中は半生といった状態になってしまいます。
そうしますと、後々骨と皮を取り除く作業のときに、かなり苦労する事になりますので、しっかり焼き上げる様にして下さい。
(お肉なんかはミディアムレアとか美味しいですが・・・お魚のミディアムレアは美味しくありませんから・・・笑)
◎ポイント3
焼き上がったヘシコの皮と骨を取り除いて下さい・
まず焼いたへしこの表の皮を取り除くのですが、弱火で焼き上げていますと、写真の様に、奇麗に皮が残った状態になります。
(強い火加減ですと、皮が焼けて無くなってしまいます)
次にサバの中骨を取り除き、薄腹の骨も手で取り外して下さい。
この時、必ずして欲しい事があります!
絶対に骨を残さないで下さい!
少しずつ身をほぐしていき、指先の感覚と視覚で、骨を取り除いて下さい。
出来上がったものがこんな状態です。
◎ポイント4
バッテラ型に酢飯を引いて、③をいれ、また酢飯を引いてサンドイッチみたいにしてください。・・分かりにくい説明ですので、多めに写真を使い説明します。
ここでは、業務用のバッテラの型を使用していますが、お家にこのようなものが無い場合は、おにぎりを作る時の型や、タッパー容器を使用しても作れます。
まず型の半分弱まで酢飯を引きます。
次に引いた酢飯の上に③のヘシコを散らします
そして、その上に再度、酢飯を引いてサンドイッチ状にします。
ここでも注意点があります!
◎ポイント5
中段に引くヘシコは、必ず真ん中に引いて下さい!
全体に引いてしまいますと、ご飯とご飯がくっつくところが無いため、写真のような形にならず崩れてしまいます。
最後に⑤の磯の雪(市販品)を巻いて出来上がりです。
ちなみに磯の雪とは・・・
昆布の最良品を厳選し、特殊加工により昆布特有の風味と栄養を残した、おぼろ昆布だそうです。
以上の順序でして頂きますと、美味しいヘシコ寿司が出来上がります!
おっと! ひとつ良い忘れていた事が・・・・
糠を捨てないで!と先ほど言わせて頂きましたが、その糠、炙って乾燥させますと、香ばしいふりかけに変身します!!
ぜひ一度、試してみて下さい。
当店のホームページにも載せてありますので、こちらをのぞいて頂けると幸いです。
この写真は、私の子供なのですが、朝起きたすぐの写真です・・・。
2歳の娘なのですが、朝は特に機嫌が悪く、ムスッとしています。
ですが、へしこ寿司が朝ご飯だと娘に伝えると・・・笑顔になるんです。
子供って面白いものです。。。
大人の食べ物と思われがちの食材、ヘシコですが、こうやってお寿司にしますと、子供も食べれます☆
この子たちの笑顔のお陰で、毎日頑張れる自分がいます。。。
子供を幸せにしてくれるヘシコに、感謝感謝です。